TUT EXCALIBURS ニュース


2007年(2)

10月6日 第26回 神戸ジャズストリート 1日目
10月7日 第26回 神戸ジャズストリート 2日目
10月8日 丹波篠山ツアー
12月8日 青春プレイバックコンサート

2007年10月6日 第26回 神戸ジャズストリート 1日目

神戸ジャズストリート(KJS)パンフレット

「神戸ジャズストリート」は、TUTが再結成するキッカケとなった記念すべきイベントで、2001年の初出演以来、 お蔭様で今年で7年連続の出演となりました。

今年は、下記2日5ステージで演奏させていただきました。

・1日目 「Green Dolphin」「Day By Day」「神戸ビエンナーレ特設ステージ」

・2日目 「神戸ビエンナーレ特設ステージ」2回

○12:00−12:45 “Green Dolphin”にて

今年の最初は、1日目・6日(土曜)の12時からで、ジャズクラブ "Green Dolphin"にて、45分の演奏を行いました。
最初のStageは、なかなかノリが難しいですが、しっかりOpenと同時に満員のお客様にお越しいただき、 私共としてはかなり満足の演奏が出来ました。

“Green Dolphin”のオーナーは、自らミュージシャン(ジャズのベーシスト)でもあり、PA環境は立派な上に、 親切に対応して頂き、スタッフの方も素敵で、TUTにとって、歌いやすく、誠に気分の良いステージでした。

“Green Dolphin”にて “新しいアイリッシュ・ホィッスル

“Green Dolphin”での演奏曲は、9曲です。

1.Georgia Stockade
2.Oh, Miss Mary
3.Kaw Liga
4.Gypsy Rover
5.Johnnie
6.San Francisco Bay Blues
7.The Final Trawl
8.Erie Canal
9.If I Had A Ship

何と、お客様の中に、東京から来られた方々もおられ、思わず来年1月の「Back In Town」の話もしてしまいました。

○14:00−14:45 “Day By Day”にて

6日の2番目のステージは、去年もお世話になったジャズ・バーの"Day By Day"。
ところが、これが大変でした。店のPA装置が効かず、急遽、自前のマイクやスタンドを持ち込んだ為、 セットアップに20分も掛かってしまい、5分近くスタートが遅れ、しっかり入って頂いたお客様達には、 少々お見苦しいところ、お聞き苦しいところがあったのではないかと、申し訳ない思いでありました。

“Day By Day”全景 “Day By Day”での演奏

でも、気合だけは充分で、下記9曲を歌いきりました。

1.One Too Many Mornings
2.Chilly Wind
3.A Worried Man
4.Jambalaya
5.Further On
6.One More Town
7.Foggy Brown Mt. Light
8.500 Miles
9.This Little Light

○15:30−16:00 “メリケンパーク・ビエンナーレ特設ステージ”
「神戸ビエンナーレ」のポスター

6日の3番目、最後のステージは、北野界隈からちょっと遠い「メリケン・パーク」の特設ステージ (移動は、神戸JS事務局手配の車)。

「神戸ビエンナーレ」とは、メリケン・パークを会場に、今年が記念すべき第1回目で、今後2年毎に開催予定の、神戸市主催の大芸術祭ですが、 これに、26年の伝統を誇る神戸ジャズストリートからバンドが派遣され、所謂”出張:神戸ジャズストリート”風な催しを設定したものです。

ステージ自体は、海をバックに、芸術祭出展作品たるパイプの野外巨大モニュメントの前に特別に組み込み設営され、 300席ほどの椅子が設置された立派なもの。
しかし、この野外特設ステージではドラムとピアノが使用出来ないということで、これらの楽器を使わないバンドとしてTUT以外では、オランダから 招聘の人気トリオの「Aces of Syncopation」、日本No.1のバンジョー奏者・青木研さんの入っている日本のプロトリオの 「デキシーキャッスル」、神戸で人気のジャグバンドの「春待ちファミリーバンド」が出演、と、相当美味しいバンドを聴けることと なりました。
PA環境も良く、当然ながら設備・スタッフともに本格的かつ気配り対応で、格調高いものでありました。

“ビエンナーレ特設ステージ全景

TUTは、「Aces of Syncopation」の後、15:30からの30分、7曲を演奏。

1.Tom Dooley
2.Oh Mary, Don't You Weep (Bruce Springsteen Version)
3.Wild Rover
4.Grandfather's Clock
5.The Leaving Of Liverpool
6.Oh, Miss Mary
7.Stay Awhile

ただ、この日はまるで夏が戻って来たような陽ざし、観客の方々も席に座ると暑すぎるので、遠巻きに日陰に座り込んで 聴いている人も多く見られ、「Aces of Syncopation」のメンバーも、”頭が禿げる”とジョーク交じりに悲鳴を上げていました。
私共も、陽ざしがきつくてギターが焦げてしまうのではと(実際にはチューニングが狂うのではと)気になりました。

ビエンナーレ特設ステージでの演奏 舞台のうしろは直ぐ海、船をバックに

聴衆は満員とはいきませんでしたが、それでも青空のもと、歌いやすく、気分の良い演奏が出来ました。

○6日 After5 「すし万」

メリケンパークでの演奏終了後の夜は、メンバー各自勝手に飲み会。
そして何故か、夜更けに恒例の「すし万」に、自主参集してしまいました。

海からメリケンパークの夕暮れ 「すし万」で、鈴木直樹さんとセッション

このShotは、酔っ払って、若きTopプロのサックス奏者・鈴木直樹さんと騒いでいる姿です(撮影者が私の為、2人のTUTです)。
直樹さんは、気持ちのイイ人です。素人の我々の前で、惜しげもなく素晴らしい音を出してくれます。感謝・感謝。
そして、真ん中は、いつもお世話になっている”すし万”の大将です。
それでもこの日は、明日の演奏に備えて、早めに引き上げました。

2007年10月7日 第26回 神戸ジャズストリート 2日目

○14:30−15:00 “メリケンパーク・ビエンナーレ特設ステージ”

明けて「神戸ジャズストリート」2日目の7日(日曜)は2回のステージどちらも前日の最終と同様、 “メリケンパーク”の特設会場で行いました。

最初の私共の前の演奏者は、人気のジャグバンド「春待ちファミリーバンド」。
「春待ちファミリーバンド」は、この「神戸ジャズストリート」の常連で、いつも関西丸出しのMCは漫才以上、そして、その音楽も、 観客が一緒になって楽しむ、愉快で素晴らしいもので、私共も大いに楽しみ、また勉強になりました。
写真からも、楽しさが伝わってくると思います。

春待ちファミリーバンド 4人のコーラス

彼らの後の私共の1回目のステージは、14:30から30分で7曲。
演奏曲は下記。

1.One Too Many Morning
2.Oh, Miss Mary
3.500 Miles
4.A Worried Man
5.Further On
6.Grandfather's Clock
7.If I Had a Ship

ところがこのステージ、アクシデントで大変でした。 終盤途中で(バンジョー曲に入る直前)、バンジョーの共鳴盤で弦を支えているブリッジが大きな音と共に倒れて、全く演奏不能になり、 修理の為に中断してしまいました。
再結成以来、ステージで弦が切れたことは勿論、こんなアクシデントは初めてでした。 バンジョー弾きは、しゃがみこんで、修理に必死でしたが、簡単には復帰できず、お客様は勿論、司会の方にも、 ご迷惑をお掛けしました。

TUTの1回目のステージの後は、東京から招聘のプロ「デキシーキャッスル」の演奏。左の青木研さんは、日本No.1、いや 世界的にも、1・2と称されているバンジョー奏者です。最近、髪型を変えたので、別人のようです。

「ディキシーキャッスル」の演奏 近くのオリエンタルホテルで、ビールブレイク

○16:30−17:00 “メリケンパーク・ビエンナーレ特設ステージ”

TUT2回目のステージ(16:30〜)は、やはり7曲の演奏。

1.Jambalaya
2.The Leaving Of Liverpool
3.Oh Mary, Don't You Weep
4.Foggy Brown Mt. Light
5.Isn't It Grand, Boys
6.酒と泪と男と女
7.If I should Fall Behind

今度は、トラブル無しに、かなり納得の演奏が披瀝できました。満足・満足。
6曲目の「酒と泪、、、」を歌い終わったとたん、「上手い!」と最前列のおじさんから大声が掛かったのは、嬉しかったと同時に、 やはり日本語の力と思い、逆に未熟さも痛感した次第です。
後半では少し夕日が落ちてきて、ライトも灯ったイイ感じの写真です。

ステージの後ろから ライトが灯って、特設ステージでの演奏

○中華街”サンセール”での打上げ会

メリケンパークでの演奏終了後、TUTとしての打ち上げ会へ直行。
場所は、昨年も、またこの6月にもお世話になった、中華街にあるステーキの美味しい”サンセール”。
前回にも紹介したように、この店は40年来の「Lost City」のバンド仲間である、イチロウさんとマリちゃん夫婦(元「エミーズ」のカップル)が二人で切り盛りしているお店です。

神戸中華街南大門 気持ち良く打上げ会での演奏

サポーターの皆さんと一緒に、イチロウさんが腕を揮った料理の数々とワインを満喫しつつ、またまた私共は懲りずに楽器を取り出して、 無事「神戸ジャズストリート」を終えたことを祝って、ひと騒ぎしてしまいました。

”サンセール”でのバンドメンバー4人 サポーターの皆さん、オーナー夫妻と全員で

2007年10月8日 丹波篠山ツァー

「第26回 神戸ジャズストリート」の翌日8日(体育の日)は、実行委員長の末廣さんご夫妻、 「Aces of Syncopation」と共に、サポーターの有志の方々と一緒に、丹波篠山へ。
丁度丹波篠山では、篠山城址跡周辺で「丹波篠山味まつり」が開催されており、名産の栗や黒豆などの特産物が売られていたり、 蕎麦や特産品が食べれる屋台も出ていましたので、郷土の味に舌鼓を打ったり、お土産や今晩の宴会用に地酒を買い込みながら、しばし秋の風情が漂いだした丹波の散策を楽しみました。

「丹波篠山味まつり」のポスター 丹波の名産品

その後ホテル「VIP アルパインローズ・ビレッジ」に向かい、ここに宿泊し、後夜祭のPrivate宴会、そしてミニコンサートへ移って いきました。
このホテルのロビーには、小ぶりながら立派なステージとPA装置が備わっており、大学や高校の音楽部やバンドの合宿で、良く利用される とのことで、マネージャーや従業員の方々も音楽が大好きで、時々自らここで演奏を披露されるそうです。

そのステージでは先ず「Aces of Syncopation」が演奏。

        
「Aces of Syncopation」の演奏「Aces of Syncopation」とのショット

彼らとは、私共が7年前「神戸ジャズストリート」に出演させてもらうようになってからの知り合いで、去年も「舞子ビラ」でのサポーターと の皆さんとの打上げ会に一緒に参加しましたが、彼らはいつでも何処でも、手抜き一切無しで、お客様を楽しませようと目一杯演奏します。
偶然に同宿となったおじさん・おばあさんも聞き入ってました。
私共も客としてファンとして、彼らのスイングジャズをたっぷり楽しませてもらいました。

そして当然、彼らの後を引き継いで、TUTも演奏いたしました。
    
TUTもリラックスして演奏 全員での集合写真

「ほんま、ようやるわ!!」

以上 9月15日から始まった関西公演は、OB会や打上げ会のミニステージを含めると 計10回のステージ、延べ85曲を演奏させていただきました。
沢山の方々にお越しいただき、誠にありがとうございました。

これに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。ということで、次は、

・神戸では、12月8日(土)の「青春プレイバックコンサート」(兵庫県公館)

・東京では、来年1月12日(土)の「Back in Town」でのライブです。

    
12月8日「青春プレイバックコンサート」のポスター 東京・曙橋「Back in Town」
2007年12月8日(土) “青春プレイバックコンサート”出演


今年最後のイベントは(財)兵庫県芸術文化協会主催の「青春プレイバックコンサート」。この「青春プレイバックコンサート」は、バンド再結成後の2002年春以来 二度目の出演。

会場は、神戸山の手の兵庫県庁近くにある兵庫県公館(迎賓館)。築後100年の建物ですが、大切に保存されており、阪神大地震にもめげず、 外観・室内ともその威容に圧倒されました。
文字通り県のゲストハウスとして利用され、一般にも開放されて見学出来ます。 迎賓館に入ったロビーから階段を降りて演奏会場の扉へと続くWalkingスペース、クラシックムード満点で素晴らしいものでした。

兵庫県公館前
クラシックなロビー


右上の写真は、コンサートの看板が立てかけてある兵庫県公館門前での、TUTのイベント時には、毎回カメラマンとして頑張っている上野夫婦です。

コンサートは、午後3時開演で、第一部45分を私共TUT・Excalibursのフォーク、後半の第二部が花岡詠二とグッドマン・ボーイズ(洒落名) のスイングJazz。
私共は12時に迎賓館に集合し、2時からリハーサル(マイクテスト)、そして広い楽屋にて、この通り、練習、練習。

初めての会場は、いつもちょっと緊張しますが、演奏会場の中は、600人を超えるお客様で、大盛況。
しかもここはライブハウスや劇場 のようなスポットライトはなく、豪華なシャンデリアが煌々と輝き、さながらサロン演奏会のようで、客席も明るく、それこそアクビや 居眠りしているお客様がいると直ぐに分かるという、出演者にはちょっと厳しい会場でした。

楽屋での練習風景
サロンのような会場での本番


TUTのセットは下記で、タイトルの趣旨に沿って、フォークソングファンならずとも、懐かしいと感じていただけるような曲を中心に して、そして最近私共が力を入れている歌を加えて、演奏させていただきました。

1. Tom Dooley(トム・ドゥーリー)
2. Michael, Row The Boat Ashore(漕げよ、マイケル)
3. San Francisco Bay Blues(サンフランシスコ・ベイ・ブルース)
4. Isn’t It Grand, Boys!(素晴らしきことかな!諸君)
5. The Final Trawl(最後の引き網)
6. Foggy Brown Mountain Light(霧に煙った山の妖光)
7. 500 miles(500マイルも離れて)
8. "ALONG THE EQUATOR"(4連歌−バナナ・ボート・ソング/マッセラ・バヒネ/リソイ/ライオンは寝ている)

「アイリッシュ・ウィッスル」を吹く谷戸
ベースの馬渡


今回PAを取り仕切ってくれた「Key Noteスタジオ」のチーフの照屋さんは、小泉今日子似の美人で、 いつも彼女は涼しい顔をして、テキパキと6-7名のスタッフを指揮して、格好いいです。
TUTは、2004年夏に「Key Noteスタジオ」で最初のCD録音を行い、その時初めて照屋さんにお世話になりましたが、その後、 神戸でのステージでは、照屋さんと出会うことが多く、私共のことを良く理解してくれて、私共も安心して演奏に専念出来ました。

さて今回のユニフォームは、今までの縦縞から離れ、ちょっとお洒落に「Paul Smith」製。

「Key Note スタジオ」の照屋さん
新しいユニフォーム「Paul Smith」


二部までのインターバルの20分間では、協賛のアサヒビールとUCC上島珈琲から、赤と白のワインやコーヒーが、ロビーで提供されました。 私共もワインを少々。

二部の花岡詠二とグッドマン・ボーイズは、サックス&クラリネット鈴木直樹、ピアノ山本琢、ベース水田欽博、ギター大西教文、ドラムス藤田、というメンバーで、いつもながら流石プロというか、Jazz好きの観客の前では、軽快に盛り上がって、ノリが一段違った感じでした。 やはりスイングJazzはご機嫌で、今回は特に、最後に演奏した全員ロック調の派手な演奏は、花岡さんのHome-Groundの浅草ハブや銀座のクラブ等でも聴けない圧巻もので、私共も、休憩時間のワインのほろ酔いも手伝って、心が浮き浮きして、楽しませていただきました。

グッドマンボーイズの演奏、会場全景
終演後、末廣さん・花岡さんと楽屋で


ということで、今年は特に多くの演奏の機会に恵まれ、またそれぞれの会場には、お蔭様で沢山のお客様にお越しいただき、充実した演奏活動を させていただきました。

皆様に深く感謝すると共に、2008年もよろしくお願いいたします。

2008年は、1月12日(土)東京曙橋「Back in Town」でのライブからスタートします。

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