2008年1月12日(土) 「Back In Town」12回目の単独ライブ |
ここ「Back in Town」での単独ライブは、2002年の2月の初回から数えて、今回で12回を
重ねることとなりました。
この日の天気は、冷たい雨が降るとの予報でしたので、2年前の大雪を思い出して心配しましたが、気温は大分下がったものの、お出掛け
いただく頃には小雨になり、終了した時にはすっかり雨は上がっておりました。
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今回もお蔭様で、12月初めには予約が満杯になり、沢山の方々にお越しいただきましたが、12回にもなりますので、マンネリに
陥らないようにと、従来はバンジョーを掻き鳴らして賑やかにライブを始めていたオープニングの曲に、アイリッシュウィッスルを
フューチャーした「Further On」を起用し、照明もお店にお願いして、暗転から徐々に明るくするという具合に、静かにライブを
スタートさせました。
この曲は、ロック歌手の大御所"Bruce Springsteen"が、2006年アイルランドのダブリンでライブをした時、自作
の曲を、アイリッシュ風にアレンジしてやっていたのを真似たものです。
"Bruce"のライブ盤は、それこそ20数名のプレイヤー達が、様々な
楽器を駆使した素晴らしいものですが、私共アマチュア・ロートル・ローテク・バンドが、どこまでこの曲の持ち味を出せるか、挑戦
してみました。
あとで数人の方々に感想をお聞きしましたが、概ね好評で、一安心しました。
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その「Further On」を皮切りとした演奏曲目は次の通りです。
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1st STAGE |
1. |
Further On |
2. |
Tom Dooley |
3. |
Red Is The Rose |
4. |
My Rambling Boy |
5. |
Georgia Stockade |
6. |
Johnnie |
7. |
Gallant Forty Twa |
8. |
Erie Canal |
9. |
Along The Equator |
2nd STAGE |
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1. |
One Too Many Morning |
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2. |
The Leaving Of Liverpool |
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3. |
500 Miles |
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4. |
Oh, Miss Mary |
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5. |
Kaw Liga |
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6. |
Adios, Farewell |
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7. |
"Foggy" Brown Mt. Light |
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8. |
The Final Trawl |
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9. |
San Francisco Bay Blues |
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10. |
If I Should Fall Behind |
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A. |
This Little Light |
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1部の「My Rambling Boy」は、昨年6月56歳の若さで旅立った、神戸大学軽音楽部の後輩・岡君を偲んで歌わせていただきました。
2部では、上野が昨年11月に還暦を迎えましたので、前回の竹元同様、スパンコール付きの赤いベストと蝶ネクタイが贈られ(実際は
自分で購入)、それを着用して演奏しました。
次回は谷戸の番です。
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また「Kaw Liga」では、この曲で唯一歌ったベーシスト・馬渡に、お客様から盛大な拍手と、
アンコールの声が出て、「Kaw Liga」の彼のパートをもう一度演奏させていただくということになりました。
TUT・3人はいつもデカい顔をして演奏させていただいていますが、縁の下の力持ちであるベーシストにも、チャンと目を向けて声援していただける、暖かいお客様達です。
尚、当日の「Sun Francisco Bay Blues」の演奏を、" You Tube "で、ご覧いただけます。下記をクリックして下さい。
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「Further On」を含め、今回ここ「Back in Town」で新しく演奏させていただいたのは、4曲。
「Red Is The Rose」は、スコットランドの有名な民謡「ロッホ・ローモンド」をベースに、昨年8月に亡くなった"Tommy Makem"が作曲した
ラブソング。
また「The Leaving of Liverpool」は、イングランドのリバプールから新天地アメリカへ向かう人達の別れの歌で、当初はオーソドックス
に3部コーラスをする予定でしたが、素朴さと力強さを出すために、ユニゾンコーラスに変更しました。
そしてエンディングは、オープニングの「Further On」同様、これも"Bruce"が、アイルランドでのライブを意識して、もともとはブルース
ロックの曲を、ワルツのフォーク調にアレンジした「If I Should Fall Behind」。 これはライブでも説明したように、歳を重ねた男女が、
どちらかが逸(はぐ)れても、遅れても、これからもお互いを待って、また手を携えて行こうと、いう内容で、定年バンドに相応しい曲と
して取り上げて、お客様にも一緒にコーラスしていただきました。
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次回「Back In Town」での13回目ライブは、7月19日(土)です。
引き続きよろしくお願いいたします。
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2008年7月19日(土) 「Back In Town」13回目の単独ライブ |
「Back in Town」での13回目の単独ライブは、バンド結成40周年と共にメンバー還暦達成記念のライブとなりました。
折からの猛暑、また夏休みの始まる三連休にも拘らず、お陰様で今回も一杯のお客様で、会場は熱気でムンムンでした。
私共「TUT Excaliburs」が結成されたのは、丁度40年前の1968年夏、神戸大学軽音楽部の瀬戸内海・小豆島での合宿。
正に結成40周年目の節目のライブを、ここ“Back In Town”で出来たことは、メンバー全員誠にうれしい限りです。
ということで、今回のパンフレットの表紙に採用した写真は、学生時代”神戸労音”に出演させていただいた神戸国際会館でのリハーサル
の時に、撮っていただいたものです。
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40周年記念ということで、演奏曲は、大まかに2つの範疇から選びました。
1つは、学生時代(40数曲レパートリーがありました)、活動の拠点であった神戸元町のライブハウス“Lost City”などで、よく歌って
いた、若かったころの十八番の曲を半分。
もう1つは、2001年の再結成以降に取り上げて、新しく得意となった大人(葬式や定年退職の歌?)の曲です。
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そして、学生時代に最も多く歌ったレパートリーの一つである「Jesse James」からスタート。
但し、下記の演奏曲の中に、元々のお手本である”The Kingston Trio”の歌は、何と20曲以上も歌ったなかで僅か5曲になってしまい
ましたが、お客様には、アメリカ民謡のルーツであるアイリッシュ民謡を始め、かなり広いジャンルの曲を聴いて頂くことになりました。
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1st STAGE |
1. |
Jesse James |
2. |
The Leaving Of Liverpool |
3. |
She Loves You |
4. |
Midnight Special |
5. |
Gypsy Rover |
6. |
Johnnie |
7. |
Marie's Wedding |
8. |
酒と泪と男と女 |
9. |
Wild Rover |
10. |
Stay Awhile |
2nd STAGE |
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1. |
Further On |
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2. |
Foggy Brown Mt. Light |
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3. |
Colorado Trail |
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4. |
Jambalaya |
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5. |
Will Ye Go, Lassie, Go |
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6. |
Isn't It Grand, Boy |
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7. |
Grandfather's Clock |
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8. |
The Final Trawl |
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9. |
San Francisco Bay Blues |
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10. |
If I Should Fall Behind |
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A. |
Along The Equator |
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毎回4〜5曲お披露目する新曲は、以上のような次第で、今回は2曲のみとなりました。
「Marie’s Wedding」は、アイリッシュそのものの歌で、珍しい結婚式のお目出度い歌です。口笛と1人バンジョーから入る、哀愁と可愛さ
を持った、素晴らしい隠れた名曲です。
「She Loves You」は、あの”The Beatles”の初期の大ヒット曲で、学生時代には1-2度やりましたが、その後ずっと封印していた歌です。
”The Chad Mitchell Trio”がスローバラード風に歌っていたのをお手本にしましたが、「初めは全く違う歌に聞こえたよ」と言われた
お客様もいらっしゃいました。
なお次回は、かなりの新曲をと、練習しておりますので、乞うご期待。
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また谷戸が、この7月初め、メンバー最後の還暦に突入いたしましたので、以前の二人
同様、赤いチョッキを着て記念としました。
彼も張り切って演奏しましたので、彼の天下一品の口笛やアイリッシュ笛・バンジョーをふんだんに聴いて頂けたものと思います。
アンコールでは、3人が同じ赤いベストと蝶ネクタイを付けて、演奏させていただきました。
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いつもながらお客様は、年齢も含め多士済々。
60歳を超えて、アフリカの最高峰キリマンジェロ登山を成功させた猛者が3名。インドネシアの
歌で盛り上がる、元ネシア駐在のカップル。アメリカのグリーンカードを持ちながら、一人で連続来て頂いている80歳を超えるダンディ
シニア。
はたまた、ビジネススクールで渡米5日前、記念に来られた20代の青年。勿論、若い、美しい女性達も、アチコチで存在感を放って
おられました。
更に「TUTを知っている知人を誘って行く」と、谷戸の友人の方が言って、一緒に“Back In Town”に初めて来られた御夫婦が、実は関西の
人気アマFolk Group ”The Chariot Singers”の方だったのには、ビックリしました。彼らは、実は私共が大学を卒業した
数年後、あの“Lost City”で活躍したバンドで、人の輪・縁とは、素晴らしいものです。
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いずれも皆さん、ワイワイ盛り上がるアイリッシュパブのような雰囲気で、いつものように、よく飲んで、食べて、騒いでおられました。
次回「Back In Town」での14回目ライブは、来年2009年1月17日(土)です。
引き続きよろしくお願いいたします。
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